1.等級制度の概要
等級制度は人事制度の骨格にあたる重要な部分と一般的に言われています。
能力、職務、役割など一定の基準を設けて、社員の階層分けを行うとともに、会社が期待する社員の成長のステップを示すものです。
この等級制度を基本的な骨格として、人事評価制度、賃金制度、人材育成システムなどの人事諸制度を構築していくことになります。
そのため、等級制度は非常に重要な意味を持ちますので、社内で十分な議論を重ねて決定する必要があります。
等級制度を設計する際に検討すべき重要なポイントは以下の5点です。
- 等級を設定する際の基準を何にするか
- 等級数(階層の数)をいくつ(何段階)にするか
- 人事のコースは何通り設定するか
- 役職と等級の関係をどうするか
- 昇格(昇進)の理想年数をどのように設定するか
2.等級フレームサンプル
等級制度を明示する、等級フレームのサンプルは以下の通りです。
職務役割等級フレームの例