社員に対し、いきなり「なんでもいいから、とにかくやってみろ」と言ってもまずできないでしょう。「なんでも」「とにかく」と言われるほど困る言葉はありません。
ある程度は道しるべを示してから“癖”を付けることです。 まず、テーマを決める(取り組むべき課題)、そして取り組むメンバー(部単位、課単位、横断プロジェクト等)は概要を提示しておくことです。
P(Plan-計画)―D(Do-実行)―C(Check-評価)―A(Action-改善)
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4つの段階を繰り返すことで、継続的に業務を改善していくプロセスを指します。
まずPlan(計画)の段階では、目標や方針を立て、具体的な対策を検討します。現状の課題を洗い出し、その解決に向けた計画を策定するのがこの段階の目的です。
次にDo(実行)の段階では、立てた計画に基づいて実際に行動に移します。計画通りに作業を進め、データやエビデンスを収集することが重要になります。
その後、Check(評価)の段階で、実行した結果を分析・評価します。目標の達成度を測り、課題が残っているかを確認します。
最後にAction(改善)の段階で、評価結果を踏まえて新たな対策を立案・実行します。次のPDCAサイクルにつなげるための改善点を特定するのがこの段階の目的です。
このように、計画、実行、評価、改善のプロセスを繰り返すことで、継続的な業務改善が可能になります。
このときに重要なのが計画です。だた「計画せよ」といっても“抜け”があるかもしれません。そこで次のことを網羅する計画を立てさせます。 俗に言う5W2Hです。こうすれば“抜け”“漏れ”がなくなります。
W-Who(誰が)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- What(何を)
- Why(なぜ
H-How(どのように)
- 「How many(いつまでに、どのくらい具体的数値)