1.研修のテーマ
新入社員研修で教育すべきテーマをあげると、以下の通りです。
①学生と社会人の違いを理解し、意識を切り替えること
②職場での基本行動、エチケット、マナーを習得すること
・おじぎができること
・正しい言葉づかいができること
・感じのよい話し方ができること
・正しい名刺の受け方ができること
・ビジネス電話ができること
・応対・応接ができること
・指示、命令が正しく受けられること
・仕事を進める時の基本が理解できていること
③与えられた課題をチームで達成する経験を通じて、チームによる効果的な課題解決の「やり方」を学ぶこと
④リーダーシップを発揮すること。
⑤会社のしくみ、業務の流れ、商品とサービスの知識を理解する
⑥目標を持つこと
研修内容を考える前に、まず目的とそのためのテーマを明確しましょう。
2.新入社員研修の内容
- 会社の沿革、現状
- 経営理念、経営方針、社是社訓、行動憲章など
- 労働条件、服務規律、就業規則、社内ルール
- 組織や業務に関する基礎知識
- 仕事を進めていく上での基本的なものの考え方
- 社会人としてのマナー、一般常識
新入社員教育の期間は、2~3日が標準ですが、中には1~2週間かける場合もあります。いずれにしても研修のしっぱなしではなく、その後の職場でのOJTやフォロー研修の実施が大切です。
3.OJTとの組み合わせ
新入社員の早期戦力化のためには、集合教育とOJTとの組み合わせが効果的です。
一定期間集合研修を行い、業務に必要な基礎知識や社員としての心得を習得した後、職場で仕事の実務をOJTによって指導します。 集合教育とOJTがバランスよく組合わさり、計画的、体系的に新入社員教育が行われるのが理想的です。