Q.新入社員の教育は、どのような内容で行えばよいでしょうか

新入社員の教育は、どのような内容で行えばよいでしょうか

新入社員が1日もはやく一人前になるために、会社への理解を深め、仕事や社会についての基礎知識を指導することが要求されます。

1.研修のテーマ

新入社員研修で教育すべきテーマをあげると、以下の通りです。

学生と社会人の違いを理解し、意識を切り替えること

職場での基本行動、エチケット、マナーを習得すること

 ・おじぎができること

 ・正しい言葉づかいができること

 ・感じのよい話し方ができること

 ・正しい名刺の受け方ができること

 ・ビジネス電話ができること

 ・応対・応接ができること

 ・指示、命令が正しく受けられること

 ・仕事を進める時の基本が理解できていること

与えられた課題をチームで達成する経験を通じて、チームによる効果的な課題解決の「やり方」を学ぶこと

リーダーシップを発揮すること。

会社のしくみ、業務の流れ、商品とサービスの知識を理解する

目標を持つこと

    研修内容を考える前に、まず目的とそのためのテーマを明確しましょう。

    2.新入社員研修の内容

    • 会社の沿革、現状
    • 経営理念、経営方針、社是社訓、行動憲章など
    • 労働条件、服務規律、就業規則、社内ルール
    • 組織や業務に関する基礎知識
    • 仕事を進めていく上での基本的なものの考え方
    • 社会人としてのマナー、一般常識

    新入社員教育の期間は、2~3日が標準ですが、中には1~2週間かける場合もあります。いずれにしても研修のしっぱなしではなく、その後の職場でのOJTやフォロー研修の実施が大切です。

    3.OJTとの組み合わせ

    新入社員の早期戦力化のためには、集合教育とOJTとの組み合わせが効果的です。

    一定期間集合研修を行い、業務に必要な基礎知識や社員としての心得を習得した後、職場で仕事の実務をOJTによって指導します。 集合教育とOJTがバランスよく組合わさり、計画的、体系的に新入社員教育が行われるのが理想的です。