1.OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)
上司や先輩が部下や後輩を日常業務の中で、マンツーマンで仕事の指導を進めていきます。そのメリットとしては下記のような点があげられます。
●職務遂行に必要な実践的な知識や技術を習得できる
●社員一人ひとりの能力に合わせたカスタマイズ教育ができる
●新入社員の早期戦略化を図る事ができる
●他の教育に比べてコストがあまりかからない
2.集合教育
集合教育は、職場から離れて教育目的を有する社員が集合で行う教育です。通常、以下の区分で実施されます。
●階層別教育⇒新入社員、中間管理職、経営幹部といった階層に分けて実施
●職能別教育⇒営業職、技術職、接客などの業種別に行う
●課題別教育⇒特定の課題を設定し、関係社員を対象に実施
3.自己啓発
「自己啓発とは、労働者個々人が職業能力の向上・開発を主体的に行い、キャリア形成を目指す学習活動である。」(東海学園大学三宅章介教授)
自己啓発のスタイル
①個人主導型自己啓発
②目標管理型自己啓発
③企業主導型自己啓発
①の個人主導型自己啓発は、自己啓発の動機づけ・実施・自己啓発の成果の評価の全段階で労働者個人の自主性に全てを委ねるものです。
③の企業主導型自己啓発は、自己啓発の動機づけと成果の評価の段階で企業の関与がなされ、実施の段階のみ労働者個人の自主性に委ねるものです。
②の目標管理型自己啓発は、①と③の中間型であり、自己啓発の動機づけと評価の段階では企業と労働者個人の話し合いという形で両者の関与がなされ、実施の段階のみ労働者個人の自主性に委ねるものです。(下表参照)
参考引用:中央職業能力開発協会ホームページ