- 自身が個人として成果・業績を上げること
- 部下やメンバーを使って、組織として成果・業績を上げること
この2つの役割を果たしていくためには、知識面・意識面・行動面の3つの能力要件が必要となります。これら能力要件を満たすためには以下の2つのスキルを向上させることが必要です。
個人関連スキルとは、自身の業務処理能力が高く、プレイヤーとして一人称でどんどん仕事をこなしていける技能を意味します。個人関連スキルには「自走力」や「アピール力」、「計画企画力」、「判断力」などが含まれます。
一方、組織関連スキルとは、多くの部下やメンバーを持ち、幅広い仕事をこなしていく技能を意味します。職位が上がるにつれて、より高い組織関連スキルが要求されます。組織関連スキルには、「適応力」や「感受性」、「統制力」、「決断力」が挙げられます。
この2つのスキルと13の能力要件の相関関係は下図の通りとなります。また、この図を活用し、分析することができます。
分析結果として、例えば、個人関連スキルの強い、スペシャリストもしくはプレイヤー傾向の強いリーダーなのか、組織関連スキルの強い、マネージャー型なのかを把握することが可能となります。
結果として、リーダー本人の重点育成ポイントが明確化されます。
13の能力要件をスキル別に分類する
このように、2つのスキルをいかに伸ばしていくかがポイントとなります。