会社を立ち上げた当初の少人数制であれば、社員一人一人の情報が社長にも届いていましたが、30人を超えると社員全員の情報を入手することができず、事細かに把握できなくなります。
そして、その状態で昇給や昇進、賞与の支給を社長が決定してしまうと、社員は昇給や昇進の根拠や納得性を得ることができず不満を抱えてしまいます。
人事制度は、賃金や評価において、公平性・透明性・納得性を示すことに寄与します。
社長の感覚ではなく、一定のルールのもとに基づき評価を実施することで社員も納得でき、安心して働ける労働環境を築くことができます。 また、会社が期待する社員の行動や成果も示されることになるため、社員は目標を持った働きと自身の成長を目指すことができます。