人事評価表を緻密に作り込むのであれば、全等級、全職種で作成することが望ましいと言えます。しかしながら、等級別職種別に人事評価表を作成すると、人事評価表の種類が非常に多くなることになり、作成にかかる労力と管理面の煩雑さに加え、人事評価表のメンテナンスにかかる手間も非常に大きなものになります。
したがって、等級に関しては全等級ではなく一般職、指導職、管理職といった階層別区分を行い、職種に関しては業務特性を目標管理や職務基準に盛り込むことにより、最終的に3種類程度に抑えるのが一般的です。
どこまで緻密な人事評価表を作成するかは、会社ごとに判断が分かれる部分ですが、初めて人事評価制度を導入する企業では、最初からハードルを上げずに、まずは、できることから始めることが、無理のない運用につながります。
人事評価表区分の検討表の例
階層 | グレード | ○○職 | ○○職 | ○○職 | ○○職 |
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管理職 | M1 | ||||
M2 | |||||
指導職 | R | ||||
一般職 | G1 | ||||
G2 | |||||
G3 |