つまり、仕事の結果は、姿勢と能力によって決まるとする考え方です。これは非常に理にかなっており、人材育成やコーチングの際においても同様のロジックが用いられています。
仕事で成果を挙げた場合、その要因が責任感(情意)にあったのか、豊富な知識(能力)にあったのか、あるいはその両方なのか、など結果と要因を分解することにより、育成点を明確にして、人材育成を進めることにつなげていきます。
職能型人事評価を構成する要素の基本形は以下のとおりですが、実際はこの項目に縛られることなく、自社に合った項目を採用することが重要です。
職能型人事評価を構成する項目
階層 | 情意評価 | 成績評価 | 能力評価 |
---|---|---|---|
管理職 | 経営意識 責任性 協調性 積極性 | 仕事の量 仕事の質 管理・統率・調整 | 知識・技能 決断力 開発力 捗外力 |
指導職 | 規律性 責任性 協調性 積極性 | 仕事の量 仕事の質 指導・育成・監督 | 知識・技能 判断力 企画力 折衝力 |
一般職 | 規律性 責任性 協調性 積極性 | 仕事の量 仕事の質 | 知識・技能 理解力 創意工夫力 表現力 |