1.人事評価結果のフィードバックは必要
今期の部下の取り組みについて、評価者(上司)と被評価者(部下)の間で、目標についての達成度合い、その評価・改善点などを伝え、被評価者の成長・課題解決に向けて話し合います。
スキル、仕事の態度などを評価した結果を、上司から部下に伝えることで、部下は現時点の自身の能力や課題を、正しく認識することができます。
スキルアップ、課題に向けてのアクションが明らかになることで、モチベーションの向上、業務の効率化、業績のアップへと繋げることができます。
フィードバックの目的のひとつは、被評価者のモチベーションアップです。評価者が「成果に繋がった行動」「スキルアップして成長したこと」「良かった仕事の姿勢」を具体的に伝えることによって、被評価者は評価者から「見られて、評価されていること」を感じ取ることができます。
しっかりとフィードバックを受けることによって、被評価者は自身の行動を客観視できるようになります。モチベーションアップだけでなく、成長にも繋がります。
2.人事評価結果のコピーを本人に渡すかどうかは会社次第
人事評価結果を部下へフィードバックする必要性は前述のとおりですが、評価結果をコピーして本人に渡すかどうかは会社によって判断してください。
今期の課題を認識させるためにコピーを渡すこと自体は問題ではありませんが、個人情報にあたりますので、情報が社内に漏れてしまうことのないよう厳重に管理するよう指示してください。 もし、慎重に対応するならば、面談の際に開示しても良いですが、その場で上司が回収しておくとよいでしょう。