はじめに、自社の社員数が過不足なく揃っているのかを分析します。これは、人事データからの分析となりますので、人事制度で決められている等級に照らし合わせて必要な人材が揃っているか、また不足人員数、余剰人員数を分析します。
具体的な方法としては、まず、現在の人員構成について、在籍している社員を等級別に整理します。
次に適正な人員構成のモデルを作成します。そのモデル作成にあたっては、以下の設定を行います。
- 適正管理職数の設定
- 非管理職数の設定
①適正管理職数の設定
①については、現在の組織図から事業部数、課数に応じてそれぞれの長にあたる部長級、課長級の人数を算定します。
その際に、定年者数や自己都合退職者数を見込み、算定数+10~20%程度の余剰人員を加味した数が上限管理職数となりますが、管理職等級に在籍する人員の割合は、全社員数の10%程度を目安にするとよいでしょう。社員数200名の企業の場合、20名程度が管理職等級に在籍することになります。
②非管理職数の設定
②については、非管理職等級の社員が全社員数の90%にあたる180人(200×90%)となりますが、現在の非管理職数に、1年あたりの採用者数-平均自己都合退職数を加算し、90%を大幅に上回るような場合は人員数が余剰となっていることが考えられます。
特に、管理職の1つ手前の等級に、管理職になれないまま、標準年数を大きく超える滞留者が多い場合には、その等級に余剰人員が多く在籍している可能性が高いといえます。