1.最低賃金を下回るケース
基本給を減給することで、1時間当たりの賃金が最低賃金を下回ってしまうと、違法となり無効となる可能性があります。
2.労働者の同意を得ていない場合
労働者の同意を得ないまま基本給を減給すると、無効や取り消しを主張される可能性があります。
多くの場合問題になるのが、この労働者の同意を得ない減給であるため、減給が決まった際に同意を得ることは困難であると想定されるため、あらかじめ社内規定に設定しておきます。
また、社内規定においても理不尽な減給条件ではなく、評価が著しく悪い場合などを想定し、昇給表に盛り込んでおくことをおすすめします。
弊社では下図のように、管理職社員はD評価を取った際には減給の可能性があることを示唆する仕組みをおすすめしています。