1.定期昇給
定期昇給とは、会社の任意のタイミングで、定期的に賃金を上げる仕組みのことです。一般的には、年齢や勤続年数、評価に応じて昇給が行われます。
昇給の回数も自由に設定することができ、4月に年1回の昇給を実施するケースが最も一般的です。
次いで多いのが4月と10月に年2回の昇給を行うパターンです。
人間の特性として、昇給よるモチベーションの向上は継続性がないといわれているなか、昇給の機会を2回に分けることで、モチベーションが上がる機会を増やすことが狙いとなります。一方で、人事部門の業務負担が大きくなることに注意が必要です。
2.ベースアップ(=賃上げ)
ベースアップ=賃上げとは、社員全員の賃金を一律で引き上げることです。世情の動向や労働組合との交渉により任意で実施されます。
基本的には、『基本給の1%ベースアップ』などと使用され、社員全員の基本給が1%引き上げられます。
交渉によっては、引き上げ率を一般職と管理職で分けて決められることもあります。